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宇宙の憧れを打ち砕く「宇宙戦艦ティラミス」

突然ですが私はまとめサイトを読むのが好きです。
先日まとめを読んでいたら面白い漫画が紹介されていました。

宇宙戦艦ティラミス

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宇宙戦艦と言われたら何を思い浮かべますか? ヤマト? ガンダム? ナデシコ?
「宇宙」「戦艦」というキーワードから、様々な有名アニメが頭に浮かびます。

スペースSFアニメの見どころは、広大な宇宙を舞台に若者が悩みながら戦う姿にあるのかもしれません。
闘う理由、仲間たちとの別れ、生き別れの家族との再会、そして対立。
ガンダムをはじめとして、ドラマ性に富んだ展開は見る者をひきつけまた夢中にさせます。

そんな数々の名作を残すスペースSFモノに真っ向からケンカを売るのが「宇宙戦艦ティラミス」です

宇宙戦艦ティラミスの絵は美麗の一言。絵もきれいだし面白そう、と期待させておいて、絵の中心に浮かぶ一本の串カツが????と読者を混乱させます。

登場人物とかあらすじとか

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主人公はスバル・イチノセ。宇宙戦艦ティラミスのエースパイロットです。
彼の機体はデュランバル。

イスズ・イチノセはスバルの生き別れの兄。搭乗機はケリュケイオン。

再会した二人ですが、兄のイスズは宇宙戦艦ティラミスの敵艦メトゥス=ゲルメンの大佐だったのです。
イスズは周囲からいっくん大佐と呼ばれています。いじられ方がリアルゥ…。身内のああいういじられ方って、こう…胸にくるよね。

絵もきれいで生き別れの兄弟が対立、なんてドラマティックな展開。
だがしかしストーリーの中に妙にリアルがぶち込んであり、面白い。そして「ああ…」という微妙な気分になります。

アニメや漫画を見ていると現実は頭から引き離さないといけません。

ドラゴンボールを読んでいて、空飛べるはずないじゃん。手からカメハメ波が出るわけないじゃん みたいに冷静になると漫画なんて楽しく読むことはできません。

「マンガはもっと自由な発想で描かなきゃ面白くなんないよ」という豪ちゃんの名言は素晴らしい。
そんなツッコミを実際にやっちゃっているのがティラミスです。
いっくん大佐の目のやつとか。

シャア大佐になんでそんな変な仮面かぶってるの?って聞くくらい恐ろしいことですよ。
他にも超スピードで出撃したエースパイロットが、警察にスピード違反で捕まったり、ロボットの損害保険の等級が上がったりなど。
一番嫌だったのが、液体で満たされたコクピット。ためしにオッサンが入ったあと、なんかいろいろ浮いてるってやつですよ。
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我々が持つ宇宙への憧れを、見事に打ち砕く恐ろしい漫画です。

コクピット飯

もう一つの宇宙戦艦ティラミスの魅力は、「コクピット飯」
スバルはティラミスのクルーたちとなかなか打ち解けられません。世代も人間性も違う
そんな中に若者が放り込まれたら、よほどのコミュ力がないと溶け込むのは難しい。

アニメや漫画では年上にタメ口、偉そうに物言う、なんてよくありますが、そんなん現実でやらかしたら呼び出しモンですからね。呼び出してもらえるならまだいい。
「何コイツちょっとヤバい」とKYの烙印を押され、あっという間に遠巻きにされるという恐ろしい事態になりかねません。

彼は唯一一人になれる場所である、デュランダルのコクピットに逃げ込むことに。
クルーが集まる食堂で食事を摂るのが苦痛な彼は便所飯ならぬコクピット飯を編み出しました。

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食マンガ確かに流行ってますが、斜め上のすごい発想…。
最初はコクピット飯がメインの話だと思ってましたが全然違いました。食マンガ成分はかなり薄め。

余談

ティラミスを読む前に。
原作者宮川さとし。彼の前作「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」は時間をずらして読んだ方がいい。

ティラミスの直前、直後に読んでは絶対いけない…。

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