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「ゾンビ屋れい子」感想 グロくてジョジョでエロスなホラー漫画

ゾンビ それは多くの人が愛してやまない存在

いやーゾンビ流行ってますね。ちょっと前には「アイアムアヒーロー」が最終回を迎え、話題にもなりました。

最近はパニックホラージャンルが活発なのもあり、「ゾンビ」と聞くと思い浮かべる作品は人により様々ではないでしょうか。

今も昔もゾンビといえば映画や漫画、海外ドラマなどいろんな分野でも大活躍中です(活躍?)

またカプコンはゾンビ愛に溢れるゲーム会社として有名ですし、ゾンビマニア、愛好家なんて方たちもいるようです。

鉄板ジャンルなのか、映画界でも一時期映画タイトルにやたら最後に「オブザデッド」がついていたり、ヤクザゲームなはずがいきなりゾンビゲームに転向しファンを驚かせたゲームもありました。(そのあとまたヤクザゲームに戻りました)

何故、あの歩くくさったしたいはひとを魅了してやまないのでしょうか。

個人的に私の一番好きなゾンビ映画は「バイオハザード2」です。黒髪ナイスバディな美女シエンナ・ギロリー演じるジル・バレンタインが最高です。

あ…ゾンビ関係ないや。

ゾンビを操る女子高生が主人公「ゾンビ屋れい子」

数多く存在するゾンビ漫画の中、コアな人気を誇るゾンビ漫画を今回ご紹介します。

「ゾンビ屋れい子」は今は亡き「ホラーМ」(現在はデジタル誌として刊行中)というコミック誌で連載されていた三家本礼作のゾンビホラー漫画…のはずですが、ゾンビどころか快楽殺人鬼やら怪物がわらわらと登場し、スプラッター、アクション、お色気、そしてJOJOといろんなものがゴッタ煮になった、どんなジャンルに当てはめればいいのか迷う漫画です。

なぜここでいきなりジョジョが出てくるのか意味不明かもしれませんが理由は後述します。というか読めば一瞬で理解できます。

絵柄が劇的に変わった漫画として話題に上ることもあるので、作品名だけは知っている、という方もいるのではないでしょうか。

「ゾンビ屋れい子」とは

れい子は魔王サタンの力を借り、死者を蘇らせることができる女子高生。

1巻ではれい子が死者蘇生により事件を解決したり、殺人鬼と対決したりと、よくある1話完結ホラー漫画という感じですが、2巻からは仲間ができてジャンルがアクション多めな少年漫画に転向します。

ストーリーも一話完結型だった初期とは異なり、姫園リルカ編、黒須高校編、と数巻にわたる壮大なストーリーに変化しておりそこから面白さとキャラクターの魅力が加速します。個人的に「雪女(ゆきな)編」が絵柄の安定さとストーリーの勢い、そしてリルカ様の活躍が拝めるので一番好きです。

死者を蘇生させる、というこの漫画の胆である能力も、巻が進むにつれ死者蘇生というより「スタンド」を出現させる意味合いが強くなってきます。

ここらへんで「ゾンビとは…?」とゾンビの定義がゲシュタルト崩壊してきました。

ゾンビ屋れい子の魅力

何よりもキャラクターの魅力でしょう。暴虐無人かつ何気にきちんと主人公をしているれい子を始め、特徴ある個性的なキャラクターが多く登場します。

掲載誌がホラーMということもありホラーやスプラッターが主体ではありますが、登場人物達がどうも皆けっこう陽気なのであまり怖くありません。(スプラッターが苦手な人はダメだな。けっこう四肢切断とかあるし)

B級ホラー映画のいいところどりな漫画といいますか

可愛い女の子がかっこよくアクションを繰り広げる漫画…いいよね。

そしてその魅力的なキャラクターも一瞬で退場したりとその潔さもよし!となります。

つーか死んでもゾンビとして蘇るからこの作品

魅力的なキャラの例をひとりあげると、れい子の双子の姉でありながら、彼女と敵対関係にある姫園リルカ。彼女のキャラクターが素晴らしい。

ゾンビにより人々を支配するゾンビ帝国建立をもくろみ、れい子と対決していたリルカ。彼女は敵キャラクターという立ち位置だけでは終わらず、その後協力関係になったりゾンビになったりと漫画連載が終了するまで大活躍します。

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かっこよすぎる

リルカがリルカ様とファンからも呼ばれる所以がよくわかる。リルカ様なしでは「ゾンビ屋れい子」は語れない。もう最終巻の地獄でのアレが最高すぎる。

れい子たちが使役するゾンビたちもまた魅力的です。

個人的に一番好きなのは百合川サキ、みどりの百合川姉妹。ゾンビになってからの衣装が…いい…。
コスプレ界隈でも、ゾンビ屋れい子は人気があるようで、画像検索するとゾンビ屋キャラたちのコスプレ画像が結構ひっかかります。

確かに衣装がすっごくツボ。オタク心をすごくくすぐるというか。ちょっとゴスエッセンスが入っていたりと三家本先生のセンスが光ってます。

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例をあげれば百合川みどり。可愛い。ごついグローブ、ブーツにシャツにネクタイ、ホットパンツといういでたちがたまらない。シンプルかつ特徴的な衣装というとSNKのゲームキャラクターのコスチュームを彷彿とさせます。

このコスチュームも終盤で衣装チェンジし、レザージャケットにビキニという破廉恥な格好ですがかっこいい可愛い。(海外の警察帽子っぽいの被ってるのがまた)

「ゾンビ屋れい子」と「ジョジョ」

さて冒頭でも説明した「ゾンビ屋れい子」と「ジョジョ」ですが、読めばその意味がわかります…。そりゃもうすぐに。

もともと三家本先生がジョジョ好きなのでしょう。ストーリーにもジョジョテイストを組み入れたり、あの擬音を入れてたりと、ところどころに三家本先生のジョジョ愛がちりばめられています。

しかしそのジョジョ好きっぷりは「魔女の石」編から大暴走を始めます。

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先生!ほぼまんまです!

絵柄が大幅に変わった漫画などでも話題にあがるゾンビ屋れい子ですが、まさに魔女の石編あたりから画風が超ジョジョ調に変化。

掲載誌は「ホラーM」なんですが表紙からも漂う90年代ジャンプコミックス感

ホラーMといえば、日野日出志御大や犬木加奈子女史といったホラー作家が多く連載を持っていたんですが、当時ゾンビ屋れい子はどういう立ち位置だったのでしょうか。

でも面白いからいいんだ。

ゾンビ屋れい子の連載が始まったのは1998年なのでほぼ20年前ですね。しかし内容、絵柄ともに古臭さを全く感じさせないのがスゴイ。

私は数年前に読んだ新参者ですが、長年のファンがいるというのも頷けるほど魅力的で面白い漫画です。rentaでは48時間100円でレンタルできるので、興味がある方は是非読んでみてください。

サンプル読んでこれは…!と思ったら「買い」です。

ゾンビ屋れい子 1巻

ゾンビ屋れい子 1巻

ゾンビ屋れい子 1巻

[著]三家本礼

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