honsikansou

tankoubon

マタギ最強列伝~猟師キャラクターまとめ~

先週はゴールデンカムイが休載でしたね。野田先生が体調を崩されていたそうです。

週刊連載は体力的にも精神的にも過酷だと思われます…。
毎週の掲載はもちろん楽しみにしていますが、それは作者の方の健康があってこそ。
もう回復されたようでよかった。

最終兵器マタギ

さて、先日山賊ダイアリーを読みました。
鉈でスズメバチの体を両断する猟師のおじさまに痺れました。
そういえば老練の猟師が出てくると、どんな強敵が出てきてもこの人がいれば大丈夫、と妙に安心する気がする。
彼らの持つあの最強オーラ、何なのでしょう。主人公の親父キャラが登場した時の安心感に似ている
そういや印象に残っているマタギ、猟師キャラってどれくらいいるのかなぁと思いまとめてみました。

二瓶鉄造 from ゴールデンカムイ

5aaf7bb3

猟師、マタギキャラとして最初に思い浮かぶのがわれらが二瓶鉄造。
彼のニヘイゴハンは、ゴールデンカムイにハマるきっかけの一つです。ネットで見かけた一コマを見て強烈な印象を受けました。
すごいよね、たった一コマにここまで強いインパクトがあるのって。
実際金カムを読んでみると、強烈な印象以上に二瓶は超かっこいいキャラクターでした。いろいろぶっ飛んでる囚人(囚人以外も)の中でも、ひときわ目立ってると思います。
二瓶の後には、辺見やらカノさんやら「すごいや!もっとすごい変態が出てくる!」byアマゾンレビュー 状態なのに全く色褪せない二瓶の存在の凄さよ。もう死んでいるキャラなのに。
さすが作者に殺すのが早かったと言わせるほどですね。
子孫はスピナマラダでも活躍してるんですが、二瓶鉄造の活躍がもっと見てみたかった。
あ、でも他作者さんのスピンオフは勘弁です。マジで。

巨神兵ちゃんの恋、くらいの読み切りがいいなぁ…でもそれだとギャグ決定だなぁ…。
単行本の描き下ろしで二瓶出てきたら死ぬる(私が)。
金カムのマタギキャラといえば、実は谷垣なのですがまだ若いからなぁ…しかも、あの人どうも死亡フラグから抜けきらないし(むしろどんどんズブズブ)
果たして谷垣はマタギになれるだろうか…。

二瓶は金カムの3巻、4巻に登場します

飯島猛 from ザ・ワールド・イズ・マイン

さてもう一人思い浮かぶマタギ猟師キャラといえば「ザ・ワールド・イズ・マイン」の飯島猛。
ウィキペディアによると

飯島猛

ヒグマドンを狙う老猟師。ヒグマドンに殺された娘の親から依頼を受け、その射殺を引き受ける。足跡を辿るうちにヒグマドンの正体を見抜く。大館市内にヒグマドンが出現した際は、片目を銃で撃ち抜くことに成功する。太平洋戦争で死地を生き抜いた猛者でもある。

これだけでも伝わってくるものすごい猛者感。

この漫画、面白いんですが読むと気分が落ち込む、正直言うと気分が悪くなる。
主人公たちは一般人に対して虐殺や凌辱を行っているので、ダークヒーロー、ピカレスクというにはあまりにも非道すぎる。
漫画とはいえ、何もしていない一般人がひどい目にあうというのは読んでいていい気分ではありません。
そんな不快なはずの主人公でも、読んでいるとなぜだか魅力に感じてしまう。こうやって人はモンちゃんに傾倒していくのかもしれない。

話が逸れました。この飯島猛は脇役です。
しかしアクの強い「ワールド~」のキャラクター達の中でも、正統派な魅力がある脇役です。
この漫画にはヒグマドンという化け物が登場します。日本各地で虐殺をおこなう化け物。彼はその化け物退治を依頼されました。
飯島は第2次世界大戦のガダルカナル戦を生き抜いた男ですが、普段はあまり口数は少なく物静かな方。しかし普段からトレーニングを欠かさず、銃を手にすれば、今までの雰囲気は一変、まさに「狩る物」のオーラに変わります。
恐ろしい化け物のヒグマドン、そしてモンちゃん。彼らに対し飯島猛なら何とかしてくれる、という安心感がありました。(注:モンちゃんは一応主人公です)
飯島猛と新聞記者のコンビよかったなぁ…。

殺し殺され、血しぶきと臓物が飛び散るこの漫画で、このコンビが出てくると少しホッとしたものです。
この二人は善人ではないのでしょうが、トシモンコンビに比べるとだいぶ善良。

山本兵吉氏

世間でマタギとして有名なのは、伝説のマタギとも呼ばれた山本兵吉氏。
漫画のキャラクターじゃないじゃん、と思うかもしれませんが…。マタギを語るにあたり彼を忘れてはいけません。

彼は三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)でヒグマを仕留めたことで有名ですね。
この三毛別羆事件はゴールデンカムイのストーリーにも大きな影響を与えているようですが
ヒグマの恐ろしさというのは並大抵ではないでしょう。
過去に北海道の「のぼりべつクマ牧場」に行ったことがあります。クマ牧場ではガラス越しにヒグマを見ることができますが、あまりの大きさにかなりビビりました。
直後に見たツキノワグマのショーを見て、 「ヒグマは無理だけどツキノワグマなら勝てるかも」と感覚が麻痺するほどの迫力でした
そういや当時飼育員さんも、何があっても絶対にヒグマのいる牧場の中には入らないと言っていました。

三毛別羆事件はウィキを読むだけでも事件の凄惨さに驚きますが、そのヒグマを一人の50代の男がとどめを刺したというのも驚きです。
山本兵吉のウィキを読むと、ヒグマの巣穴に入ったがヒグマに襲われなかったといエピソードが載っていました。
アイヌにも同じ言い伝えがあるようで、漫画の中では杉元佐一が同じく巣穴に入り無事でしたが、まさかリアルに実践していた人がいたとは。もしかしてこれが元ネタでしょうか。
マタギ最強なのは猟師としての腕もさることながら、胆力がずば抜けているのですね。
クマに襲われたら怖いので、できたらそのまま気絶してしまいたい…。
最近ここらへんでもクマが目撃されたという防犯情報メールが来たので笑えない。