野田サトルの前作「スピナマラダ!」
とっても面白い作品なので、こちらもぜひ人気が出てほしいです。

スピナマラダ!とは
スピナマラダ!のあらすじ
【フィギュアVS.ホッケー! 意地を掛けた男の闘い】ある事件をきっかけに超一級フィギュアスケーターとしての道を捨てた白川朗(ロウ)が、氷都・苫小牧でアイスホッケーと宿命的出逢いを果たす! 中学生にして超高校級の腕前を誇るアイスホッケープレイヤー・源間兄弟を相手に、無謀にもリンクの使用権を賭け勝負を挑んだロウは…?
amazon 商品ページより引用
主人公である白川朗は、主人公ながらかなりひん曲がった性格をしています。
潔癖症で完璧主義、あまりスポーツ物の主人公らしくないキャラクターといいますか。
初対面の源間兄弟をあざ笑う、卑怯な手を使うなどと、昔の少年漫画に出てくる性格の悪いライバルキャラのようなふるまいも多いです。
源間兄弟(特に兄)の方がよほど主人公らしいと思う時もあります。
スピナマラダ!は、そんな白川朗が
暴言暴挙をまき散らしながら成長するホッケー漫画です。
魅力的な登場人物たち
白川朗は2巻でアイスホッケーの強豪校、勇払高校に進学します。
アイスホッケー部の面々もまたまた強烈。
監督の二瓶
紅露キャプテン
ロウをホッケーの道に導くことになった源間兄弟、ホッケー部の3年のケンゴくんなどたくさんの魅力的な人物が出てきますがここには書ききれません。
(実際の練習では二瓶のもとで血反吐はいてますが…)
ロウが成長するとこちらも嬉しいし、勇払高校が勝つと嬉しい
巻数が短いのが残念でならない。
性格に問題があるロウが、6巻でアイスホッケーが好きだというところはぐっときました。
キレッキレのギャグ
YJ読者で元ネタわかるやついるのだろうか
ギャグだけでいうと、金カムよりもスピナマラダ!の方が好きかもしれません。
通訳の熊野のあだ名は「ダバディ」
巻末おまけマンガもシュールさ炸裂です。
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続編希望
最後の方は駆け足になってしまい、明らかな打ち切りなのがとても残念です。
電子書籍版が発売になり、書き直しなどされていますが、勇払高校ホッケー部の新たな活躍をもっと見たかった。
ブログやツイッターを見ていると、野田先生のスピナマラダ!への思い入れがよくわかるので、いつか続編を描いて頂きたい。
金カムにもちょくちょくスピナマラダ!ネタがぶっこまれているので、この作品を読んでいると金カムも倍楽しめます。
大幅加筆修正されている電子書籍版の方がおすすめです。私もこちらを購入しました。
また、コミックの方は読み切り「巨神兵ちゃんの恋」も収録されていないのでご注意ください。
改めて読むとあだ名が巨神兵てセンスがすごいな。