こんばんは。
かなり寒くなり外に出るのが嫌なこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンカムイ5巻!!
ずっと5巻の電子書籍版が発売になるのを待っていたのですが長かった。
だいたい一ヶ月遅れで出版されるんですね。今回は頑張って耐えたけど
次巻は我慢できるだろうか…もういっそ紙書籍を買うべきなのか…。
1巻から4巻の感想は前回の記事に書いてます。(感想というか紹介だけど)
書きたいこと詰め込みすぎて、リアルに白石のことを書くのを忘れてました。
それだけゴールデンカムイには魅力的な人物が多すぎて書ききれないってことだな!
…白石ごめん。
ゴールデンカムイ5巻感想
ネタバレありです。未読の方はご注意
辺見編
さてさて5巻では快楽殺人鬼の辺見和雄が活躍?してるわけですが
相変わらず野田せんせーの描かれる変態は素晴らしい。
サディスティックなマゾヒスト描かせたら天才だな。
杉元と辺見の点描キラキラな関係は少女マンガのようです。
杉元さん…僕のこと忘れないでくれますか?
とか辺見が杉元を見上げながら言うわけですよ。
何故見上げているのかというと、砂浜に押し倒され杉元に銃剣で刺されているからです。
そしてそんな辺見に
引っ剥がしたお前の入れ墨を広げるたび思い出すよ

と、杉元は返します。
もうなんかいろいろおかしいシーンなんですがゴールデンカムイだから仕方ない。
そしていろいろあって杉元たちは辺見の入れ墨をゲットします。
辺見編、長さ的にはそんなに長くないのにキャラクターが特濃なせいで長く感じます。
マタギの谷垣編
今回は5巻の表紙にもなっている谷垣がカッコよかった!!
谷垣がここまで出張ってくるキャラクターだとは初登場時には思いもせなんだ。
彼、いいキャラになりましたねぇ
フチに可愛がられ、コタンの子供達から懐かれているし、もともと人のいい兄ちゃんだったんでしょうね。
あの第七師団に所属してる時はどんな人間なのか読めない無機質な感じでしたが、二瓶との邂逅、コタンでの生活を経てどんどん
人間くさく魅力的になってきてますね。
いや別に第七師団の面々が人間離れしてるって言ってるわけではないです。
コタンで穏やかな生活をおくりながら怪我を癒す谷垣でしたが、ある日
第七師団の尾形と二階堂がコタンに訪れその平和なひとときは一変。
尾形って誰やねんって人に説明すると1巻で杉元に川に突き落とされた人です。
1巻ではあまり目立ったとこの無かった彼ですがいい感じにイメチェンしてきました。

尾形上等兵 彼はオバアチャン子だそうです
実は鶴見中尉を裏切る算段をしていた尾形達。その計画に加担していた玉井伍長は
谷垣に始末されたと彼は考えます。
第七師団に裏切りを密告されては困る尾形は谷垣を始末することにするのですが
そこから始まる谷垣狩り!
一発のみの銃弾をこめられた二瓶の銃を手に雪山に逃げる谷垣
谷垣を追う尾形&二階堂
雪山で静かに繰り広げられる攻防戦が熱い。
そして谷垣がついに
二瓶が遺した銃での反撃が超熱かったです!!
谷垣というキャラクターが二瓶のあの言葉を放つというのが熱い!
でもいいのかそんなこと口走って谷垣
キャラじゃないぞ谷垣
尾形に反撃をした後、谷垣の背後から第七師団の三島がいきなり登場

そして退場!
…野田先生はこういう描写が本当にうまい…。即死だけど一瞬身体だけは生きていて
動いてるというあのゾワ~ッとくる不気味な感じ。
「首をはねられた鶏が数メートル走った」という話を聞いた、あのゾッとする感じが見事
に描写されています。
実は泳がされていた尾形と二階堂。第七師団は彼らをずっと追っていたのです。
鶴見中尉も合流し、尾形と銃撃戦を繰り広げますが結局逃げられてしまいました。
捕まった二階堂も再び寝返り第七師団に戻ることに。何の偶然か第七師団と対面してしまった谷垣ですが、彼は師団に戻るのでしょうか。
フチやオソマらのいるコタンに残りたがっているようですが。
谷垣のその後がどうなるのか気になります。
5巻ではストーリーがあまり進まなかったという印象。
ですが最後の最後で新キャラが登場し衝撃の事実、というかもともと匂わされていたことが
判明しました。
やはりというか何というか。
真実をしるためにアイヌの金塊を隠した「のっぺらぼう」に会いに、一堂が網走監獄に向かおうと
するところで5巻は終了。白石で終了です。
白石は本当に作者に愛されてるなぁ…。
対談によると、白石はもともと1回きりのキャラクターだったようですね。
野田サトル×町山智浩対談
それが今ではかなりの人気キャラですわ。面白い。
ツイッター見てても白石人気だなぁと感じます。
ゴールデンカムイにはまりすぎて、作者の前作「スピナマラダ!」も買ってしまいました。
こっちも超面白かったです。
ギャグがキレッキレ!ギャグだけでいうと「スピナマラダ!」の方がレベルが高いかもしれません。
なぜこれが打ち切りなのだYJ編集部…。